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始めたきっかけ /起業当初1話

始めたきっかけ

 

昔、受験生の頃に自習用にレンタルデスクを借りていました。

1つのデスクを借りるのに月額15000円を払い、デスクを一ヶ月単位で借りるというものです。

毎月家賃のようにデスクの賃料を支払います。

そこには広いビルフロアに100台くらいのデスクが並べられていました。

15000円もするのにも関わらず、通年満席の状態でした。

売上をざっと計算すると1ヶ月あたり150万円。

おそらくフロアの賃料は30万円くらいといったところだと思います。

単純計算で150万円ひく30万円は・・

と想像すると勉強どころではなくなりました。笑

その頃からスペースをレンタルするビジネスに非常に興味を持ち、

「これはうまい商売だな。いつかは私もやってみよう。」と思ったのです。

その後、トランクルームやシェアハウスなどといった同類のビジネスもあることを知り、

広く勉強してからどれをやるか決めたいと思いました。

 

サラリーマン時代

 

時はたち、ついに社会人になりました。

レンタルデスクに衝撃を受けた後、

大学に入学、就職活動を終えて

複数の上場企業に内定しました。

自慢と思われては困るのですが、

当時厳しい就職氷河期だったにも関わらず、

多数の企業から内定を頂いたことで、

就活雑誌などからインタビューを受けたりしました。

就活にあたっては一人で色々やってみたこともありました。

希望していた企業のビルのエントランスに丸一日一人で立って出待ちをし、

片っ端から社員100人くらいに声をかけてどんな仕事をしてるか教えてくれと

ヒアリングしたこともありました。(笑)

変わっている子がいるとの噂になったようで、そこの会社のインターンに呼ばれたりしたこともありました。

その後、頂いた内定の中から就職先を決めおもむろに将来的には独立したいと思いながらも

「ビジネスエリート」

「キャリアウーマン」

などにも憧れ、来たる入社の日が楽しみになりました。

 

社会人初日

 

ついに入社の日。

今日から社会人です。

私は総合職の営業です。

 

様々なことを学ばせて頂きました。

素晴らしい同期や先輩方、メンバーに恵まれました。

筆者の勤め先は社員1万人以上がいるような大企業でしたが、出会った方ほとんど良い方でした。

ですが問題として、仕事にやりがいを感じたことは正直全くありませんでした

毎日朝早く起きて出社し、毎日同じような仕事をやっては、夜帰宅する。この繰り返し。

取引先に営業に周りますが特に刺激もなく、いつもより少し多めに売れた際には微々たる達成感を味わう。

これくらいです。と言っても会社の売上ですので自分にはあまり関係はありません。

このようにして時間が過ぎて行くにつれ、だんだん焦り始めました。

(このままではやばいな・・・。)

限りある自分の人生の時間のほとんどを、

やりたいことではないことに費やす・・・

(一体なんのために働いているんだろう・・・。)

やりたい業務でもなければ、興味もなければ、やりがいもない・・・。

(一体何のための人生なんだろう・・・。)

 

帰宅後に、ビジネス書や自己啓発書を読み漁り、

一日も早く自分でビジネスができるようにならなければ。

と「希望」から「必達事項」へと変わって行きました。

会社に決められた業務を淡々とこなし、

給料をいただく・・・。

こうしてまた1年が過ぎていく・・・。

そうはいっても、

給料をもらっている以上、

自分がやりたいかどうかなんてことは関係ないとは私は思ってはいます。

自分の時間をバーターとして給料をいただいているのだから当然です。

ですが、実際、貴重な人生の時間を捧げている代償としては、給料が高いとはお世辞にも思えませんでした。

ちなみに、筆者の勤め先は世の中的にもホワイト企業と呼ばれ、給料は決して安くありません。

でも贅沢ができるかといえばそんなことはなく、

必要最低限の生活費を使った後は、

将来のために貯金をしたいと思えば、

残るお金はほとんどありません。

貴重な人生のの時間を我慢して費やしているにもかかわらず、

結局欲しいものも買えないとは・・・。

そんなことを思いながら悶々と1日1日を過ごしていました。

自分のやりたい仕事をして、たくさんの収入もあって優雅に暮らしている人。

それを叶えている人を見ては、

心底羨ましく、悔しく思いました。

(このまま一生を捧げるとなれば本当にこれはマズイ・・・)

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