EXPOにて講演

先週末は講演でした。

今回お話ししたのは、
【外的要因を見極めて、取り組む事業を考える】です。

 

 

私のところには、
これから事業に取り組みたい方々が学びに来られますが、そこでよくある質問として、

「何をやったら成果が出ますか(稼げますか等)」があります。

 

 

✔︎どうすれば効果的に成果を出すことができるのか。

→1つの答えは、
【世の中の流れを読み取りそれに沿うこと】です。

 

 

想像してみてください。

下りのエスカレーターを上ろうとするのは難しいですが、上りのエスカレーターであれば、ただ乗るだけでラクにそのまま上まで連れていってもらえます。

「のぼる」という同じ行動でも、かかる労力の差は比になりません。

 

 

一つ、例を挙げます。

人々がエアコンを使うことに憧れを持ち、みんなが欲しいと思っていた時代には、メーカー側が供給すればどんどん売れるということが続きました。

製品を作りさえすれば、勝手に客が行列をなし、自然と売り切れ。販促活動どころか、逆に生産が間に合わないという状況でした。

それが今では、みんなエアコンを持っているのが当たり前になっているので、競争力が相当高い商品でないと売れません。

価格競争が起こり、不必要なほど多様な性能をつけ、キャンペーン合戦を起こし、さらに膨大な経費をかけて宣伝を打たなければなりません。

 

 

実際の例を挙げます。

数年前の不動産投資ブームで、会社員で不動産投資を始める方が急増しました。

融資状況が緩かったので、たくさんの人が融資を受けて物件を買うことができました。

ところが、市況がガラッと変わってしまうと、物件を買いたくても買えなくなりました。

頑張って勉強したところで、良い物件を見つけたところで、お金が用意できないのであれば買えないのです。

 

全く同じ人間が、
全く同じ勤務先に勤め、
全く同じ年収で、
全く同じ貯金額で、
全く同じ「物件を買う」という行為をするだけなのに。
以前は買えたのに、今は買えないのです。

 

ただ、その頃に運よく物件を買った人は、家賃収入が入ってくる仕組みがゲットできているわけです。

 

 

つまり、ビジネスで効率よく成功するためには、やみくもに始めるのではなく、マーケットを見極めることが重要です。

 

【時流に乗る】ということです。

それらは、社会全体として伸びて行く事柄や、社会全体で取り組んでいく課題ですから、そこに対してマーケットの成長が起こります。

国の予算が投下されたり、どんどん便利になって利用するお客さんが増えたり、インフラが整備されたりと、外部環境を含めて全体的に上がっていくのです。

 

あなたの行動と、世の中の動きが相反していては非効率的ですし、せっかくの努力が無駄になってしまうかもしれません。

自分がどれだけ頑張ってもなかなか上手くいかないのは、あなただけのせいというわけではなく、外部要因も大きく関係している可能性があるということです。

 

世の中の流れをリサーチするところから始めてみるといいと思います。