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お金持ちとは?

お金持ちとは?

では「お金持ち」とは、一体なんなのでしょうか。

何を以ってお金持ちと言えるのでしょう。

 

一般的に富裕層というのは、「純金融資産」が1億円以上ある人のことを指しているようです。

「純金融資産」とは、保有する預貯金、株式、債券、投資信託など金融資産の合計額から、負債を差し引いた金額を意味しています。不動産は含まれません。

要するに、主に現金などのことですね。

 

テレビなどを見ていると、世の中は「お金持ちになりたい」という人が多いようです。

 

近年では「億り人」というワードが流行したのが記憶に新しく、多くの方が興味や憧れを抱く姿となっています。これは当然と言えば当然かもしれません。

お金は毎日使いますし、お金のために毎日働いていますし、欲しいものはたくさんありますので、「お金」に興味が集まるのは、自然なことです。

野村総合研究所(NRI)が、NRI富裕層アンケート調査というものを実施しており、この際に用いられた指標が、現在の日本国内では一般的に使われています。

だから、フレーズも「億り人(1億)」なのかもしれませんね。そうでなければ基準は3000万でも3億でもいいはずですから。

 

ここで、データを見てみましょう。

総人口に占める富裕層(1億円以上の純金融資産保持者)の世帯割合は約2.36%いるようです。総務省の発表によれば日本の人口は1億2670万人程度と推計されていますから、割戻せば2.36%ということになります。

全人口の2.36%はお金持ちがいるということですね。

ですが、「世帯」カウントですので、実際にはもっと少ないでしょう。夫婦合算だからです。例えば、夫の資産額が多い場合でも(結婚前に築いた資産だったとしても)、妻も人数に含まれているということです。

 

富裕層の世帯数ですが、近年は、若干増加しています。

2000年以降、世帯数は126.7万となり、この数は過去最大であるとのことです。

増加した理由としては、もともと純金融資産が5000万円以上1億円未満であった「準富裕層」が、近年の好景気によって資産を増やし、富裕層の枠へ移行したことだと言われています。

つまり、全体が潤ったということではなく、もともとあった人がさらにお金を増やしたという話で、アベノミクスによる株価高騰などが原因だと言われています。

 

ちなみに、世界から見た日本の富裕層の人数は、ランキング第3位を誇っています。

2018年10月に発表された「2018年 グローバル・ウェルネス・レポート」では、100万ドル(日本円約1億1000万円)以上の資産を持つ富裕層は280万人で、これは1位のアメリカ、2位中国に次ぐ、世界3位と記されています。

 

2015年の発表では、日本は272万人のアメリカに次ぐ2位で、中国は100万人の4位でしたが、中国の富裕層がここ近年で莫大に拡大し、3位となりました。

 

こんなデータもあります。

・「親リッチ」は金融リテラシーや金融情報感度が「非親リッチ」より高い

野村総合研究所(NRI)は、「2017年の純金融資産保有額別世帯数と資産規模についての推計」で親リッチと、非親リッチとの比較調査を実施しました。

 

調査結果によれば、親が富裕層である場合、比例して、子供の金融リテラシーも高くなると述べられています。親が富裕層(親リッチ)において、金融リテラシーの水準が高い割合は男性が57%、女性が39%であり、非親リッチよりも男性が21%ポイント、女性が19%ポイント高いそうです。

 

この統計を見ると、親である立場の者がしっかりと資産形成をすることが、子供にも良い影響を与えると考えることができます。

 

加えて、金融リテラシーに限った話ではなく、実際の学的リテラシーにも影響がないともいえません。

東大生の親はお金持ち」などというフレーズを耳にしたこともあるのではないでしょうか。東大かどうかは別として、学業といえども、オーガニックな子供の実力勝負と言えない現状があり、幼少期からの通塾や早期受験をはじめとした、親による長期にわたる教育投資の差が出ているという例えです。

 

学業のみならず、文化的なことを学ばせるにも、習い事などお金がかかりますし、お洒落になるにもお金がかかります。留学をしたい! スポーツ選手になりたい! これら、すべて、育成にはお金がかかります。

やはり、親の「お金」が、子供の将来に全く影響がないとは言うことは難しいでしょう。

 

お金は、贅沢をしたり、散財したりするためだけに作るものではないのです。あなたの大切な人の可能性を広げ、より多くの愛を注ぐためにも、あった方が幸せです。

 

 

目的は「幸せな状態になること」

 

ここまで、お金についてデータを元に解説をしましたが、本ブログは、「セレブになりましょう」「億り人になりましょう」といった類の呼びかけではありません。それは別の書に譲るとします。

本書の目的は、経済的に「幸せな状態になる」ことです。

 

前述の通り、私はこれまでに3000人へのセミナーと、700人の個人面談を行ってきました。面談などの機会を通して多くの方々をご拝見したところ、私が思うに、「幸せな状態」とは、今の収入より、「プラスアルファ」が増えて、お金を理由に我慢することが多くない状態のことではないかと思います。

 

と言うのも、「お金持ちになりたい」とのお声に対し、

「なぜそう思うですか」と、ご質問をした際に、返ってくるのは、このような回答です。

 

・お金の不安から解放されたい

・海外旅行にたくさん行きたい

・欲しいものがある

・月に1度、高級レストランでディナーしたい

・高級ホテルに泊まりたい

・いい家に住んでみたい

・好きな趣味を我慢しなくていい生活にしたい

 

つまり、希望を実現するのに、大金は必要ないような内容がほとんどで、実は、「お金持ち」を目指す必要もないことがほとんどだったりするのです。

 

大きく稼ぐためには大きなチャレンジをしなければいけません。

リスクとリターンは比例する原則だからです。

ですが、起業家や専業投資家のように、大きなリスクをとって、サイヤ人(アニメの戦闘民族)のように仕事をしてまで、大きな変化を求めているわけではない。

朝起きてから寝るまで、ビジネスのことで頭がいっぱいの毎日を送ることは避けたい。

「お金持ち」になるために、そのようなストイックな人生を歩むことは望んでいないのです。

そうではなくて、精神的にも安心できるビジネスで、今よりプラスアルファの収入を増やし、お金に縛られずに楽しい毎日を過ごしたい。そう言った姿を望んでおられるのです。

そのため、そのような姿が、本ブログの目指す、「幸せな状態」です。