あなたの「あったら良いな」がビジネスになる

場所貸しビジネスの面白さは、何と言っても、提供しているサービスが「場所」だということです。インフラのようなものですので、どの時代にでも、どんな人にも需要があるのです。その時々で、需要があるネタに合わせて提供できます。ネタは無限にありますから、アイデア次第でバリーションは無限大です。

 

あなたの「あったら良いな」が、そのままビジネスのネタになるのです。

 

あなたの好きなことやセンスをとことん追求することで、どんどん面白く、そして、どんどん稼げるようになっていきます

 

あなたのライフステージすらもネタ作りにつながります。学生から、社会人になり、親になり、高齢になる、その時々すべてがビジネスのネタ作りにつながります。

あなたの「あったら良いな」は、たくさんのあなたと同じような人達の「あったら良いな」です。

 

年齢も、性別も、地域も関係ありません。このビジネスは、多種多様なニーズがあります。一度覚えてしまえば、ビジネスのネタに困ることがないのです。

 

例えばあなたが、母親だとします。ママ友会のニーズがあることに気がつくでしょう。複数人のママ達が子連れで集まって楽しむ会です。

ママは大人同士でおしゃべりを楽しみたいため、本音は、子供は子供達同士で遊んで欲しい。

子育ては息抜きも大切です。ママだって毎日子供の世話ばかりしているのではなく、遊びたいのです。

 

ところが、ここで困ったことがあります。

ママ友会で、レストランでランチ。子供は泣いたり、店内を走りまわったりしますから、現実問題、子供を見張ったり叱ったりと、ママ同士のおしゃべりに集中できません。

 

他のお客さんに迷惑をかけてはいけませんし、店内の物を壊してしまう心配だってあります。子供が店の外に出ていって迷子になる可能性もあるでしょう。

安心してママ友会を堪能できる場所がないのです。

 

貸切の部屋であれば、そういったことを一切気にせず、両手放しで楽しむことが出来ます。お部屋の中におもちゃがあり、お菓子の持ち込みもOK。子供がどれだけ走り回っても、部屋の中なので誰にも迷惑をかけません。ママはママ同士で心ゆくまでおしゃべりを楽しむことができます。

 

とにかく「場所がない」

あなたが、フリーランスの起業家だとします。

普段、自宅で仕事をしており、オフィスを持っていません。スタッフは抱えていないし、設備も要らないから自宅で十分。オフィスを構えると家賃もかかります。

 

でも、困ったことに、お客さんとの商談をする際……。自宅に来てもらうわけにもいきませんし、お客さんのお宅にお邪魔するわけにもいきません。

そのため、喫茶店を利用します。

喫茶店ですが、当日、待ち合わせしたものの、満席で入れない……。困りました。

お客さんと一緒に、別のお店を回ります。「ここも満席ですね」「他にも店がないか調べてみます」。夏は暑い中、冬は寒い中。お客さんに(申し訳ないなぁ)と思いながら、少し不甲斐ない気持ちにもなりながら。

ようやく入れた喫茶店で、パソコンと資料を広げます。小さなテーブルなので置ききれません。資料を並べて見比べて頂きたいのですが、それが出来ないので上手く伝わりません。

 

お客さんの「本当の心の声」。……聞き出しにくいです。

周りにたくさん人がいますし、個人的なことは聞かれたくありません。ましてや、個人情報なんて漏れたくないです。当たり障りのない会話をして店を出るのが関の山。

だいたい、混雑している店内なんて、うるさくて、真剣な会話のムードもブチ壊しでしょう。やはり、場所がないのです。

 

 

あなたが大学生であれば、宅飲みニーズに気づきます。宅飲みとは自宅で飲むことです。大学生なのでサークルの飲み会も盛んですが、毎回居酒屋で飲むと金欠になる。酔いが冷めた頃には、バイトで貯めたお金が吹っ飛んで、お財布がすっからかん。

宅飲みすれば節約できることは知っているのですが、ただ、学生なので狭いワンルームに住んでいますし、自分の家に呼ぶのは無理があります。

みんなで集まって盛り上がることが目的であり、居酒屋さんのご飯を食べることが目的ではないのですが、選択肢がないから仕方ない。場所がないのです。

 

 

あなたがお年寄りであればシルバーの団らん会ニーズに気がつくことでしょう。

若い女の子であれば女子会、youtuberユーチューバーであれば撮影をする場所、カップルであれば昼間に二人っきりでデートをする場所、会社員であればリモートワークの場所。その他、挙げるとキリがないのですが、

 

兎にも角にも、場所がないのです。

 

そこにビジネスチャンスがあります。